Journal of Pain Research誌に発表された研究によると、デジタルによる筋骨格系ケアプログラムが、慢性的な肩の痛みと機能を改善したという。
この調査ではSWORDHealth社の「digital MSK tool」を使用して行った。
デジタルMSK(筋骨格系)ケアプログラムを12週間続けたところ、QuickDASHスコア(障害レベルに関する調査)に51.6%の減少が見られたと研究者たちは述べている。
また、二次的計測結果にも改善が確認され、疼痛が54.8%、手術への意向が55.5%、恐怖回避思考が37.7%、作業生産性の損失が66.5%、不安が50.3%、うつ症状が63.3%それぞれ減少した。研究開始時点で疼痛緩和のための鎮痛剤を服用していた被験者のうち、その44.1%がプログラム終了までに服用を止めた。
「この研究ではいくつかの興味深い結果が報告されているが、最も顕著な特徴としては、プログラム終了者のほうが非終了者よりも高齢であり、60歳以上の患者の割合が極めて高かった点である。同様に、関与度の高い患者もより高齢であった」と書かれている。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2022年4月1日掲載)
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