Trilliant Healthのレポートによると、遠隔医療の利用はCOVID-19パンデミック時に記録した最高値から減少しているものの、遠隔医療が一般に浸透していることや、小売業界の新規参入者からの圧力が、ヘルスケア業界の今後の成長に寄与するかもしれない。
「2022 Trends Shaping the Health Economy」の分析によると、遠隔医療の利用件数は2020年第2四半期に7,370万件とピークに達したが、今年第1四半期の利用件数は4,640万件だった。
一方、2021年における遠隔医療患者のおよそ半数の受診回数は1度のみだった。約8割の患者の昨年の受診回数は1~4回だ。問題行動は引き続き遠隔医療の重要な利用目的であり、2022年第1四半期中の受診の60%近くを占めている。これに対し、2019年第1四半期中の遠隔医療受診の理由に問題行動が占める割合は32%以上だった。
遠隔医療による処方も、パンデミック前と比較して増加している。レポートによると、2021年と2020年には、抗うつ薬と抗不安薬の処方の約35%が遠隔医療の受診と関連していた。2019年にはわずか1%だった。
遠隔医療の利用はパンデミックの初期と比べると低下しているものの、従来の医療提供者はCVS Health、Walgreens、Walmart、そしてAmazonなどの新規参入企業との競争激化に直面していると報告書は指摘している。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2022年10月20日掲載)
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