近年、メンタルヘルスアプリの人気が急上昇し、消費者に便利で手頃な方法でのサポートを提供している。しかし、消費者向けに提供されているメンタルヘルスやウェルネスのアプリは1万から2万もあり、そのすべてが科学的根拠に裏付けられているわけではない。では、多くの選択肢の中から自分のメンタルヘルスに適したものを見つけるにはどうしたらよいのであろうか?
Eleos Healthの最高臨床責任者であり、メンタルヘルスの臨床医であるSadeh-Sharvit博士が、研究に根ざし、倫理的なルールに従っていると感じている企業の1つにAIを利用したチャットボットである『Woebot』がある。
2017 年に行われた『Woebot』を使用した若年成人のランダムな比較試験では、チャットボットがコントロール群と比較してうつ病の症状を有意に軽減することが確認されている。彼女はまた、メンタルヘルスソリューションの良い例として『SilverCloud』と退役軍人向けの自助アプリを挙げている。
Sadeh-Sharvit博士のコメントは、Kaiser PermanenteのメンタルヘルスとウェルネスのナショナルリーダーであるDon Mordecai博士によって支持されている。この統合医療システムでは、対面でのサポートだけでなく、会員がマインドフルネスを提供するアプリにアクセスできるようにすることを目指している。そのため、同組織はメンタル・ウェルネスアプリの『Calm』とメンタルコーチング会社のGingerと連携している。
Kaiser Permanenteは、契約する企業を評価する際、一定レベルの成熟度と「医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(HIPAA)」とプライバシー規制に関する知識を持っていることが望ましいとMordecai博士は述べている。
記事原文はこちら(『MedCity News』2022年1月4日掲載)
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