「JAMA Network Open」に掲載された研究によると、がん専門医がテレヘルス(遠隔医療サービス)を利用した場合、時間と移動コストの両方を節約でき、がん治療に関連するコスト負担が軽減されることが明らかになった。
Moffitt Cancer Center(がんセンター)を通じて行われたこの経済評価では、移動コストや受診による潜在的な生産性の損失などを踏まえた、テレヘルスによる患者のコスト削減を見積もった。
研究者たちは、18歳から65歳までのフロリダ州の患者1万1,688人を対象に、2020年4月から2021年6月の間に発生した2万5,496件のオンライン診療を評価した。
移動コストは車を使った往復距離に基づき、生産性の損失は往復の移動による収入減と、その間は対面診療ができないことによる収入減を加えたものとした。
「テレヘルスは、地球を152.2周するのに相当する378万9963マイルの移動距離と、8.6年に相当する7万5,055時間の運転時間の節約につながった。さらに3、4年(2万9,626時間)の診療時間がテレヘルスによって節約された」と、同研究の著者は書いている。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2023年1月20日掲載)
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