エーザイが新たに設立した完全子会社Theoria Technologiesは、「認知症エコシステムの開発を加速する」ことを目指している。プレスリリースによれば、このエコシステムによって、認知症を患う人々が「最高に充実した人生を送る」ことができるようになる。
2024年4月に事業開始予定のTheoria Technologiesは、エーザイが長年蓄積してきた臨床試験データ、コホート研究データ、個人健康記録などを活用してデジタルソリューションを開発する。それらのソリューションの中には予測機能を備えるものも含まれる。初期のソリューションの1つである、軽度認知障害と認知症を早期に発見するためのリスク予測アルゴリズムは、来年のリリースを目標としている。
また、Theoria Technologiesは、5月に開発が発表されていたモバイルアプリケーション『Sasaeru(ささえる)』をエーザイと共同開発する。『Sasaeru』の利用者は、このアプリを使って日常生活における活動を記録することができ、利用者である患者と医師・介護者との間のコミュニケーションが促進される。Theoria Technologiesとエーザイは、全国展開に先立ち、医療機関との協力による概念実証研究をさらに進めていく。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2023年9月14日掲載)
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