成人の多くは肥満の臨床的定義を満たしていないにもかかわらず、減量のためにGLP-1(Glucagon-Like Peptide 1)受容体作動薬の調達に躍起になっている。一方、小児肥満専門医らによると、若い患者は長期的により多くの恩恵を得られる可能性があるにもかかわらず、生活を変える可能性を秘めたこの薬にアクセスできないことが多い。
米食品医薬品局(FDA)は、2種類のGLP-1薬(いずれもNovo Nordiskが販売)の12歳以上の青少年への使用を承認した。
米小児科学会は2023年1月、GLP-1受容体作動薬などのFDA認可薬剤の使用と生活習慣や食生活の改善を組み合わせるなどして小児肥満を積極的に治療するよう奨励した。
しかし、米予防医学専門委員会は、小児や青少年に対する様々な生活習慣や行動修正介入を推奨する試案を発表する一方、肥満手術や薬物療法を推奨すべき根拠はまだないとしている。
前出の小児肥満専門医らによると、小児に対する保険適用は、たとえFDAが承認した適応症や12歳以上の患者に対してであっても、ますます難しくなっている。また、保険会社は保険適用をより難しくする障害を設けているという。
記事原文はこちら(『Medscape』2024年1月3日掲載)
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