ヒトの臓器やその機能を再現する「臓器チップ」を手がけるグローバル企業耀速科技(Xellar Biosystems)がこのほど、血管毒性評価に使用する臓器チップモデルの開発をめぐり仏製薬大手Sanofiと提携を結んだ。
臓器チップとは、小さなチップ上に臓器の微小環境や機能を再現したもので、疾病のシミュレーションや医薬品開発に役立てられる。従来の動物実験が抱えていた倫理的な問題をクリアでき、開発コストの大幅な削減にもつながる。
耀速科技は血管関連の臓器チップ研究で確かな技術力を備えており、積極的にAI活用を進めている点がSanofiに評価された。関連データベースを構築することで、医薬品の効果を判定する新たな方法を設計し、製薬会社に信頼性の高い技術サポートを提供できるようになる。
記事原文はこちら(『36Kr Japan』 2025年3月6日掲載)
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