『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「注目ニュース」をピックアップし、独自の視点で解説していきます。
今回注目したニュースはこちら!
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“父の日のプレゼントにはウェアラブル活動量計がおすすめ 満足度85%の『ムーヴバンド3』の利用者調査結果を発表!”
ドコモ・ヘルスケアは、2016年3月25日に発売開始したリストバンド型活動量計『ムーヴバンド®3』を ご利用している2,351名さまにご利用状況のアンケートを実施いたしました。
調査の結果、『ムーヴバンド®3』の利用で「歩数」や「睡眠」に対する意識が高まり、生活習慣が改善していることがわかりました。
分析結果
1、『ムーヴバンド®3』の人気機能は1位「睡眠」、2位「歩数」!
『ムーヴバンド®3』のどの機能が気に入っているのか聞いたところ、1位「睡眠が測れる」、2位「歩数・早歩きが測れる」、3位「時計表示がある」という結果になりました。『ムーヴバンド®3』を手首につけて眠るだけで、睡眠時間・睡眠状態(浅い・深い)が測れることが評価されています。また、『ムーヴバンド®3』は歩行、早歩き、ジョギングの3つを分けて計測できるので、 歩行の強度を意識したダイエットに活用できます。
プレスリリースはこちら(ドコモ・ヘルスケア株式会社、2016年6月2日発表)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
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『mHealth Watch』の視点!
今回の注目ニュースは、ドコモヘルスケアのリストバンド型活動量計『ムーヴバンド3』の利用者調査結果に関してです。
この調査結果で意外だったのが、活動量計としての『ムーヴバンド3』なのに、機能で一番気に入られているのが「歩数・早歩きが測れる」を抑えて、「睡眠が測れる」のが受け入れられており、活動量計を装着したことでの変化でも「睡眠」に対する意識が高まっている点です。
米国を中心に人気が高い「Fitbit」などのウェアラブル機器は、「フィットネストラッカー」というカテゴリーに分けられます。
今回の「ムーヴバンド3」も欧米でのカテゴリーでは「フィットネストラッカー」のカテゴリーに入りますが、機器の受け入れら方は欧米と日本では大きく異ることが、今回の調査結果にも出てきているような気がしています。
日本では古くから「歩数」、「歩数計」の文化が定着しているため、その延長線上にリストバンド型活動量計が存在し、歩数計で睡眠が測れることの目新しさが受け入れられたという見方ができます。
欧米の「フィットネストラッカー」が、日本で欧米と同じようにリストバンド型活動量計と受け入れられるには、日本独自の視点が必要だと今回の調査結果を拝見して、改めて実感しました。
『mHeath Watch』編集委員 里見 将史
株式会社スポルツのディレクターとして、主に健康系ウェブサイト、コンテンツなどの企画・制作・運営を担当。また『Health Biz Watch Academy』では、「mHealth」のセミナー講師として解説。(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。食コンディショニングアドバイザー。
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