2016年10月4日(水)~日(土)までの4日間にわたって開催される「CEATEC JAPAN 2016」、mHealth Watchでは3日に開催された「メディアコンベンション」に行ってきました。
今回、特に目についたのはコミュニケーションロボットです。昨年はシャープが発表したRoBoHoNが話題になりましたが、今年は家電メーカーだけでなく、自動車メーカーのトヨタも参入し、多くのロボットが登場しました。
それでは、ヘルスケア関連製品をご紹介していきます。
富士通
今回富士通の目玉は、コミュニケーションロボットの『ロボピン』。ユーザーの顔や動きを察知してコミュニケーションを行なう。健康的な行動を取るようなコミュニケーションも可能。
昨年展示していたセンサーシューズが進化したモデルが展示されていた。シューズのインナーにセンサーがあり、圧力のかかり具合などを解析している。
その他、モーションキャプチャーによるゴルフスイングの解析なども出展されていた。
NTTグループ
グループ各社の取り組みが紹介され、ヘルスケアコーナーも設けられている。
ロボコネクト『Sota』は、介護の現場で活用されるコミュニケーションロボットだ。ゲームや体操などのレクリエーションのサポートを行なったり、個別に会話ができたりする。
その他、身体センシング技術『hitoe』を使った、インディードライバーの身体データの分析や、フットサルなど複数のデータ収集技術の紹介、デバイス間のデータやコンテンツのやり取りをスムーズにする『デバイスWebAPI』などが展示された。
シャープ
昨年発表の『RoBoHoN』のサードパーティーによる活用事例が紹介された。ヘルスケアでは高齢者の血圧計測支援をコミュニケーションロボットが支援するデモを体験できる。
オムロン
オムロンのヘルスケア関連では、腕に装着する血圧計が展示された。一拍ごとに変動する血圧を連続して測定することができる。
村田製作所
体に複数のセンサーを装着し、ゴルフのスイング解析を行う『Motion Capture for Wearable』によるデモが行われた。
ミツミ電機
多くのセンシング開発をするミツミ電機は、ヘルスケアとして、睡眠時の呼吸、心拍による胸の動きを検知する装置を展示していた。
旭化成
旭化成は伸縮電線『ロボ電』によるヘルスケア活用を紹介した。通常計測のための配線は、体の動きに合わせてゆとりを持った線の長さが必要だが、『ロボ電』は伸縮するため、余分な長さを必要としないため、ウェアに組み込んでもスマートなラインを確保しやすくなる。
超人スポーツ協会
超人スポーツ協会は、現代のテクノロジーでスポーツを再発見する組織だ。施設などに提供する『HADO KART』が会場に設営され、VRを活用したゲームを体験できる。
取材時は、まだ会場の設営が終わっていないため、「メディアコンベンション」では一部の紹介に留まりました。
ヘルスケア以外にも多く新技術が紹介されている「CEATEC JAPAN 2016」、足を運んで、ぜひ体感してください。
mHealth Watch(10月3日取材)
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