『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「
今回注目したニュースはこちら!
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“タイプ別の睡眠メソッドで「休み方改革」を支援
『Sleep Styles® 睡眠力向上プログラム』の提供を開始”
帝人は、企業の「健康経営」を支援することを目的として、ウェアラブルデバイスや睡眠関連のウェブアプリなど、様々なツールを活用することで睡眠力の向上を図る『Sleep Styles 睡眠力向上プログラム』の提供を開始します。
当社は、ヘルスケア事業領域の発展戦略であるデジタルへルス事業の展開として、今後も保険外の未病領域を中心にICT技術を活用した製品・サービスのラインナップ拡充を図り、健康や睡眠に関する悩みを抱える方々のQOL向上に貢献していきます。
プレスリリースはこちら(帝人株式会社、2018年4月17日発表)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
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“SleepTech(睡眠改善ソリューション)と「au HOME」を活用した社内実証実験について”
~「健康経営」に向け社員の睡眠改善活動を実施~
KDDIは、睡眠センシング技術および簡易評価アルゴリズムの開発を行うニューロスペース社が提供する「睡眠改善ソリューション」を用いた実証実験を、2018年4月中旬より一部の社員を対象に実施します。
「睡眠改善ソリューション」は、睡眠計測デバイスにより計測されたデータをニューロスペースが開発したAIが解析を行い、アプリケーション上で睡眠を見える化するほか、利用者1人ひとりに最適な睡眠改善助言を提供するサービスです。
プレスリリースはこちら(KDDI株式会社、2018年4月16日発表)
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『mHealth Watch』の視点!
我々は日常的にヘルスケア関連のニュースリリースや情報を収集していますが、最近は“睡眠”を切り口としたニュースが多くなってきている印象です。特に、健康経営への取り組みとして“睡眠”から生産性向上へのアプローチを良く見かけるようになってきました。
生活習慣病の予防、改善も生産性向上につながっているのは確かなのですが、睡眠の質を良くして日中の仕事のパフォーマンスをアップするというアプローチのほうが、より生産性向上に直結している印象が強く、健康経営・生産性向上への「わかりやすさ」がひとつの理由のようにも見えます。
しかし睡眠には寝る環境はもちろん、個々のメンタル面や、日中の過ごし方など多くのことが関係しているので、改善に向けたソリューションをどうあるべきか一概には言えません。
また、睡眠は「睡眠時間」だけではなく「睡眠の質」も関係しており、睡眠の質に関しては、ひとそれぞれの感じ方「主観」が強く関係しているため、これまでの睡眠のサービスの中心は「睡眠の見える化」までが一般的でしたが、健康経営・生産性向上に向かっていくには、やはりそれなりの改善に向けたソリューションが必要になり、健康経営・生産性向上に向けてどこまで踏み込んでソリューションを提供できるかがポイントになってくると考えています。
健康経営・生産性向上に向けて睡眠を切り口としたアプローチである以上、生産性向上にどれだけインパクトを与えられたか、求められると考えています。これまでよく言われてきた“医療費削減”とは異なる結果、指標が必要になってくるので、あらためて健康経営への取り組みの難しさを感じています。
『mHeath Watch』編集委員 里見 将史
株式会社スポルツのディレクターとして、
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