日本コカ・コーラは、スマートフォンアプリ「CokeON」の新サービスとして、歩くだけでドリンクがもらえる新サービス『Coke ON ウォーク』の提供を開始しました。『Coke ON ウォーク』では、1日あたりの歩数目標を設定して歩くだけで、1週間の歩数目標や、累計歩数の目標を達成するたびに、「Coke ON」アプリのスタンプを獲得することができ、スタンプが15個たまると、「Coke ON」対応自販機、「スマホ自販機®」で取り扱っているお好きなコカ・コーラ社製品1本と無料で交換できるドリンクチケットを獲得できます。
『Coke ON ウォーク』は、近年の健康志向の高まりやお客様からのご期待の声を受け、通勤・通学や買い物など、日常生活での、歩くこと、身体を動かすことに着目し、「Coke ON」の基本サービスであるスタンプカードと連動することで、「歩くことが楽しく、おトクになる」をコンセプトに設計されました。
厚生労働省が2017年に発表した「平成28年 国民健康・栄養調査」の結果によれば、日本の20歳以上の1日の歩数の全国平均値は男性が6,984歩、女性が6,029歩とされています。『Coke ON ウォーク』では、1日あたりの歩数目標を生活スタイルやペースに合わせて、お客様ご自身で5,000歩から12,000歩の範囲で設定できるため、高い目標を掲げてチャレンジすることも、達成できる目標を設定して、健康的な習慣づくりのツールとしても気軽に生活に取り入れていただけます。
この『Coke ON ウォーク』は現時点では個人での利用が想定されていますが、会社で「Coke ON」アプリに対応した「スマホ自販機®」を設置するだけで、社内でのウォーキングイベント、健康施策の代わりになります。また、自販機の中のドリンクの種類を健康系飲料にして、自販機の周辺に健康情報を提供することで、すぐに健康施策の情報発信エリアにすることも可能なのです。
健康からのダイレクトなアプローチではなく、「楽しさ」、「取り組み易さ」、そして「手軽さ」などの視点で健康、ヘルスケア領域から少し外れた領域のサービスや仕組みを見てみると、意外と健康施策に十分活用できるものがあるものです。おそらく『Coke ON ウォーク』を活用した健康施策の取り組みはどこかの企業が採用してくるでしょうし、その前に既に日本コカ・コーラは想定しているかもしれません。
『mHeath Watch』編集委員 里見 将史
株式会社スポルツのディレクターとして、主に健康系ウェブサイト、コンテンツなどの企画・制作・運営を担当。また『Health Biz Watch Academy』では、「mHealth」のセミナー講師として解説。(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。食コンディショニングアドバイザー
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