『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「
今回注目したニュースはこちら!
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“自分の健康をサポートをしてくれる人は誰か?TOP7 ”
自分の健康をサポートしてくれる人は誰か?日本薬剤師会が行った「健康サポートと薬剤師に関する意識調査」によると、既婚者は「配偶者(夫、妻)」が62.8%で最も高く、未婚者では「母親」が37.8%で最も高かかった(対象:全国の20歳~79歳の男女1,000人)。
続いて「パートナー(配偶者・恋人)にしてもらえたら、好感度がアップすると思う健康サポートは何か?」では以下の結果となった。
女性の回答割合が男性の回答割合よりも10%以上、上回った項目は以下。
・病気のときに看病してくれる
・顔色など体調の変化に気づいてくれる
・疲れているとき「休んだら?」と言ってくれる
・一緒にリフレッシュできる場所に連れて行ってくれる
・室内環境に気を配ってくれる
「気づいてくれる」「『休んだら?』と言ってくれる」「“一緒に”リフレッシュできる場所に連れて行ってくれる」といった、男性の女性に対する「ちょっとした配慮や心遣い」は女性にとって嬉しいポイント。
記事原文はこちら(『ウーマンズラボ』2019年6月11日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
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『mHealth Watch』の視点!
今回注目するのは、日本薬剤師会が行った「健康サポートと薬剤師に関する意識調査」の中の「自分の健康をサポートをしてくれる人は誰か」というニュースです。
この調査の中で、既婚者と未婚者では、誰が健康をサポートしてくれるのかは、大きく分かれています。もちろん、既婚者であれば「配偶者(夫、妻)」、未婚者では「母親」が最も高い結果でした。
この調査では、「パートナー(配偶者・恋人)にしてもらえたら、好感度がアップすると思う健康サポートは何か?」という結果もあって、その中で年代別の特徴的な結果が出ているのに目を引きました。
特に、「一緒に運動してくれる」というのは、20代、30代では好感度がアップすると回答した人が高く、逆に50代以降になると20代、30代の約半分程度に低下してしまっています。
また、「健康について相談に乗ってくれる」という項目についても、50代、60代が、20代〜40代までの年代よりも低いという結果になっています。
さらに、「健康に良くない生活習慣を指摘してくれる」という項目では、年代間の差は大きくない結果でした。
ヘルスケアサービスを検討する際、“「家族」を巻き込んだ取り組みにした方が、継続されやすいのではないか!?”と議論するポイントになりますが、今回のこの調査の結果を見る限り、全年代に共通して効果的とは言えないのではないかと感じました。
やはりターゲットとなる年齢層やサービスの領域によって「家族」というキーワードが作用するかどうかは異なってくるということだと思います。
健康リスクが高まる年代に向けた予防領域のサービスでは、もしかすると「家族」、特に「パートーナー」というキーワードは響かないのかもしれません。
『mHeath Watch』編集委員 里見 将史
株式会社スポルツのディレクターとして、
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