『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「注目ニュース」をピックアップし、独自の視点で解説していきます。
今回注目したニュースはこちら!
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“オンラインコミュニティ「BASE FOOD Labo (ベースフードラボ)」のオリジナルアプリをリリース!”
ベースフード 継続コース会員さま向けのオンラインコミュニティ「BASE FOOD Labo」のオリジナルアプリ(iOS/Android)を、2022年3月4日(金)にリリースしました!
BASE FOOD Labo
■ 新商品アイデア投稿など、ユーザーのみなさまが研究員として参加しているコミュニティ「BASE FOOD Labo」
「BASE FOOD Labo」は、BASE FOODの継続コース会員さまであればだれでも参加できるオンラインコミュニティです。BASE FOODから商品改善ポイントやキャンペーン情報をお知らせする「カイゼン報告」の発信、管理栄養士からの食事に関するアドバイス、また、研究員と呼ばれるユーザー同士でBASE FOODを使ったアレンジレシピの共有や新商品のアイデア投稿など情報交換ができる場として、2018年に開始し、現在約1.8万人の研究員が日々レシピ共有やアイデア出しなどの交流を行っています。
これまでにも「BASE FOOD Labo」から商品改善や新商品のヒントとなるアイデアが多数生まれており、今回、より活発なコミュニケーションが取れるよう、3つの新機能を加えてオリジナルアプリとしてリリースします。
■ オリジナルアプリ化に伴う3つの新機能
1)「研究員ランク」があたらしくなりました
投稿やアンケート回答などアクション項目によって付与されるポイントをためていくことで研究員レベルがあがり、それにつれて研究員ランクも、ブロンズ・シルバー・ゴールド・ダイヤモンドの順にあがっていきます。ランクを上げていくことでオリジナルプレゼントを獲得できるので、ゲーム感覚で楽しめる仕様になりました。
2)BASE FOOD CAMP がLaboで始まります
BASE FOOD CAMPとは、みんなでベースフードを食べて理想のからだを目指すプログラム。投稿すると、管理栄養士からコメントやアドバイスがもらえます。
みんなでBASE FOOD®︎を食べてコメントしあい、理想のからだを一緒に目指しましょう!
3)商品改善・新商品のヒントになる「研究課題」をリニューアルします
多数の商品改善や新商品のアイデアになるヒントがうまれてきた「研究課題」がリニューアル。オリジナルアプリではコンテンツを5個に拡大し、今後、各コンテンツに基づいた研究課題を随時追加していく予定です。
プレスリリースはこちら(ベースフード株式会社 2022年3月4日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
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『mHealth Watch』の視点!
今回注目するのは、完全栄養食を提供しているベースフードが、継続コース会員向けのオンラインコミュニティのオリジナルアプリをリリースしたというニュースです。
ベースフードは完全栄養食を2017年に販売を開始して以降、「ベースブレッド」「ベースパスタ」「ベースクッキー」と商品アイテムを増やしながら、着実にファンを拡大してきています。
定期購入者の推移も直近2年間で急激に増加し、2020年2月の月間定期購入者数に比べると約10倍となり、2022年2月の月間定期購入者数が10万人を突破しています。
最近では、コンビニエンスストアでの販売も開始して、ベースフードの商品を目にする機会も増えており、定期購入者の増加につながっているのだと思います。
今回ベースフードの定期購入者向けオンラインコミュニティ「BASE FOOD Labo」のオリジナルアプリを提供して、より定期購入者とのつながり、コミュニケーションが可能になっていきます。
リリースしたアプリを見てみると、商品の継続利用に働きかける機能やコンテンツはもちろんなのですが、定期購入者との直接的つながり、コミュニケーションを商品開発につなげていこうとしている姿勢、スタンスが、今回のアプリでは注目すべきポイントだと思います。
顧客とのダイレクトのつながりを持っている企業は多くありますが、実際に顧客の声を商品開発やサービスにどこまで活かしているかというと、活用できているのはそれほど多くないような気がしています。
しかし、今回のベースフードのアプリには、これまでベースフードが培ってきてきた顧客の声をもとにした商品開発や顧客とのリレーション、コミュニケーションの取り方などが活かされているように感じます。
今回のベースフードのアプリ自体は、他の企業が真似をすることは十分可能だと思います。しかし、顧客から集まった情報をいかに商品開発やサービスにつなげていくかといったノウハウを持っていないと、せっかくの顧客の声が活かしきれません。
やはり、顧客といっしょに成長している企業には、それなりのノウハウが蓄積されているのです。
ベースフードの顧客とのつながりを活かした展開は、今後も注目していきたいと思います。
『mHealth Watch』編集委員 里見 将史
株式会社スポルツのディレクターとして、主に健康系ウェブサイト、コンテンツなどの企画・制作・運営を担当。また『Health Biz Watch Academy』では、「mHealth」のセミナー講師として解説。(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
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