うつ病などの精神疾患向けにVR(バーチャルリアリティ)を使ったDigital Therapeutics(デジタル療法)を開発するBiPSEE社は、新たに資金調達を実施したと発表した。調達額とラウンドステージは不明だが、プレシリーズAラウンドに続くブリッジラウンドと推測される。参加した投資家はプレシリーズAラウンドの時とほぼ同じだが、新たに高知銀行系のオーシャンリース社が出資した。
うつ病の治療には抗うつ薬の服用がスタンダードな治療方法の一つではあるが、3人に2人の患者は抗うつ薬の服用が奏功しない、また、2人に1人の患者は服薬指示を守らないという課題がある。
そこでBiPSEEは、『BiPSEE Rumination』というVRプログラムを開発した。このプログラムには、日常から離れた「宇宙シーン」や「玉散らしシーン」など複数のシーンが用意されており、医師が処方したコンテンツをどこにいても体験することができる。
記事原文はこちら(『THE BRIDGE』2023年6月2日掲載)
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