『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「注目ニュース」をピックアップし、独自の視点で解説していきます。
今回注目したニュースはこちら!
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“さもうすぐ「睡眠の日」。世界一寝不足の国のあなたへ送るWEBコンテンツ「睡眠負債度診断」にトライ!”
2024年3月15日(金)は「世界睡眠の日」(「世界睡眠医学協会」により毎年3月の第三金曜日と制定)、3月18日(月)は「春の睡眠の日」(「睡眠健康推進機構」により制定)と定められていることをご存知でしたか?経済協力開発機構(OECD)による調査※では、日本人の睡眠時間は調査対象の先進国33か国の中で最も短いことが判明。睡眠不足がまるで借金のように蓄積していくことを指した「睡眠負債」という言葉も生まれています。
しかし、自分の睡眠負債に気づいていない人も多いようです。そこでJINSは、睡眠の環境を整えるメガネ「JINS SCREEN FOR SLEEP」の発売に合わせ、楽しくゲーム感覚でトライできるWEBコンテンツ「睡眠負債度診断」を本日公開しました。あなたも自分の睡眠について振り返り、睡眠負債度や快眠のためのナイトルーティンをチェックしてみましょう!
※OECD, Gender data portal 2021: Time use across the world
プレスリリースはこちら(株式会社 ジンズ 2024年3月12日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
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『mHealth Watch』の視点!
今回注目したのは、ジンズが睡眠の環境を整えるメガネの発売に合わせて「睡眠負債度診断」をチェックするWEBコンテンツを公開したニュースです。
「世界睡眠の日」(「世界睡眠医学協会」により毎年3月の第三金曜日と制定)に合わせて、この時期は「睡眠」に関係したニュースリリースを数多く見かけます。
「睡眠負債」というキーワードは、よく目にするようになってきていますが、なんとなく「負債」という言葉なので、返済するれば負債は減るという認識を持たれる人も多いのではないでしょうか?
一般的には、平日の睡眠不足で生じる「睡眠負債」は、休日の寝だめで「返済」すれば、帳尻合わせてできるのではといった勘違いです。
実は、休日の寝だめで「返済」するという勘違いで、休日の起床時間が平日の起床時間と大きく後ろにズレてしまうと、週明けの月曜日に時差ボケ的な状況に陥ってしまい、コンディションの悪化を招くと言われています。
「睡眠負債」いわゆる平日の睡眠不足を解消するには、「睡眠時間」を確保するための、生活スタイルの改善や見直しが必要になってきます。
睡眠というテーマでは、良い睡眠のための寝具などのを含めた寝る環境に目が向きがちですが、実は昼間の生活を含めて、体内時計、ホルモン、深部体温などなど様々な要素が絡んでいるので、日中を含めた生活全般からのアプローチが必要だと言われています。
今回の睡眠の環境を整えるメガネの発売に合わせてジンズが公開した「睡眠負債度診断」をチェックするWEBコンテンツは、「睡眠負債」に気づく入り口的なコンテンツの位置付けになります。
睡眠は、睡眠の時間はもちろん睡眠の質、そして目覚めた時のスッキリ感など、人それぞれ睡眠に対して得たいこと、手に入れたいことが異なってきます。
そういう意味では、睡眠は多くの人が興味関心を持っているテーマではありますが、人それぞれ睡眠に対して得たいこと、手に入れたいことが異なり、幅が広く、奥行きも深いテーマの一つではないかと思っています。
しかし、良い睡眠に向けたサービスは、今後も増え続けいくことは間違いないと思うので、これからの見逃せないテーマであるのは間違いないです。
『mHealth Watch』編集委員 里見 将史
株式会社スポルツのディレクターとして、主に健康系ウェブサイト、コンテンツなどの企画・制作・運営を担当。また『Health Biz Watch Academy』では、「mHealth」のセミナー講師として解説。(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
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