『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「
今回注目したニュースはこちら!
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“BIGLOBE、「ダイエットに関する意識調査」第2弾を発表 ”
本調査は、インターネットを利用する方のうち、スマホを所有する全国の20~60代の男女1,000人を対象にアンケート形式で実施しました。なお、それぞれの年代カテゴリは200人ずつ、性別カテゴリは100人ずつ抽出しています。調査日は2019年5月30日~5月31日、調査方法はインターネット調査です。
【調査結果のトピックス】
1、やせた後にしたいこと、20代男性は「デート」、20代女性は「好きな服を着る」
20代から60代の男女1,000人に「ダイエット成功後にやりたいこと」を質問したところ、「好きな服を着る」が52.7%で最多。「ダイエットの継続」、「運動」、「積極的に人に会う」と続く。20代男性に限定すると、「デートや恋愛」が32%で、全体平均の16.4%と比較して2倍近く高い割合に。また、20代女性は「好きな服を着る」が76%、「海やプールへ行く」が37%、「デートや恋愛」が30%と、各項目の全体平均を大きく上回った。
2、やせたい箇所は、40代男性「お腹」9割強、20代女性「太もも」8割
「やせたい部位」を質問したところ、「お腹」が87.6%で最多。続いて「太もも」、「顔」に。40代男性に限ると「お腹」が95%と非常に高い割合に。20代女性は「顔」が63%、「太もも」が80%で、各項目の全体平均を上回る結果となった。
3、やせたい理由、「健康」「美容」に続いて「自信をつける」が4割に
「何のためにやせたいか」を質問したところ、「健康」が71.1%で最多。続いて「美容のため」、「自信をつけるため」、「やせたほうが得することが多いと思うから」となった。男性に限ると「健康のため」が80.2%と高く、女性は「美容のため」(64.4%)、「自信をつけるため」(47.4%)が各項目の全体平均より高い結果となった。
プレスリリースはこちら(ビッグローブ株式会社、2019年6月19日発表)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
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『mHealth Watch』の視点!
今回注目するのは、BIGLOBEが発表した「ダイエットに関する意識調査」に関するニュースです。
今回の調査結果で私が特に注目したポイントは、やせたい理由とやせた後にしたいことにギャップを感じた点です。
やせたい理由について、男性のやせたい理由は約80%程度が「健康」と答えています。また女性では、「健康」と「美容」が約60%程度で拮抗してしいます。男女トータルでみると約70%がやせたい理由は「健康」と回答、最多になっています。
しかし、やせた後にしたいことで見てみると、以下ような結果になっています。
「好きな服を着る」が52.7%
「ダイエットの継続」(32.6%)
「運動」(23.9%)
「積極的に人に会う」(18.7%)
「積極的に人に会う」(18.7%)と続く。
多くの人は健康のために「やせたい」と感じているのですが、実はやせた先のイメージでは「健康」というキーワードは薄まり、「やせる」とは異なる成功イメージを持っているのです。
このやせたい理由とやせた後にしたいことの違いこそが、お金を支払ってもらえるヘルスケアサービスを提供する際に、注意しなければいけないポイントだと思います。
お金を払ってもらえるヘルスケアサービスとは「健康のためにやせる」だけのサービスではなく、自己実現のための「やせた後にしたいこと」を叶えてくれるサービスでなければ、利用者は簡単にお金を支払ってくれないのです。
「健康」は手段であって、やはり「健康」が目的にはなり得ないということだと思います。利用者がお金を払ってでも手に入れたいこととは、「健康」のその先に存在していることだということをこの調査結果を見て、あらためて認識しました。
『mHeath Watch』編集委員 里見 将史
株式会社スポルツのディレクターとして、
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