ネオス株式会社が運営する企業向け健康促進ソリューション『RenoBody ウォーキングイベントサービス』。本稿は、サービスを導入した企業担当者に、社の健康経営の取り組みを伺うインタビューシリーズです。第8回は、株式会社トヨタプロダクションエンジニアリング様にお話を伺いました。(取材日:2019年6月11日/インタビュアー:村上友輝)
株式会社トヨタプロダクションエンジニアリング 常務取締役・間澤 宏氏、総務部・中嶋清孝氏、吉岡美紀氏
健康経営実践のきっかけ
Q:御社が健康経営に取り組んだきっかけは?
前任の社長が「これからは経営の重要なファクターとして健康を取り上げていく」という号令のもと、2015年から健康経営の取り組みが始まりました。企業ビジョンである「みんなの笑顔」を作るという目標達成のためのベースとなる「従業員の健康」を考えていこう、という取り組みです。
具体的になにをすれば良いのかを調べていく過程で「ホワイト500」の存在を知りました。経産省主催の健康経営説明会に参加し、認定基準を目指すことで取り組みの具体的な内容を決めて推進してきました。いろいろな取り組みによる効果が出つつあることはもちろんですが、一番大きい効果は従業員の健康に対する意識が高まったことです。その結果として各部署がそれぞれのやり方で、自発的な健康活動が行なわれるようになりました。
部署ごとに「健康リーダー」を立てて取り組みを促進
Q:「RenoBodyウォーキングイベントサービス」の利用で、健康に対する意識が変わったことはありますか?
明らかに変わったと思います。まず、ゲーム感覚で参加してグループ、個人の結果を見て刺激されてさらにがんばる、という好循環が生まれたこと、そして、少しでも身体を動かそうというモチベーションにつながったことです。昼休みなどで、RenoBodyを見ながら話をしている風景を良く見かけます。部署単位で自分の成績や歩数を見られるので、少ないと足を引っ張ってしまうと考えて歩くようになったという声もよく聞きますね。
イベント参加を通して12kg減量に成功した参加者も
Q:特にがんばられた方のエピソードなどはありますか?
グループで自分だけがスコアが低い、ということをきっかけに、意識して歩くようになり、更にはランニングを始めて、体重だけでなく血圧も改善されたという方がいらっしゃいました。また、もともと血糖値が高かった方で、イベント参加後、正常な範囲内まで落ち着き、12kgも減量されたケースもあります。その方はイベントへの取り組みだけでなく、食事管理や簡単な筋トレなどもやられていたようです。
経営陣が率先して参加し、役員の上位率が高い
Q:企画側として苦労されたり印象深かった出来事などはありますか?
良かった点と苦労した点があるのですが、まず良かった点としては、会社の経営陣が率先して参加し、イベントを後押ししてくれた点です。役員自らが率先して活動に参加したことで全社的な活動として推進していく風土が醸成され、全社の参加率も大幅に上がったと思います。苦労した点は、デバイスとの連携に手間どったことです。RenoBodyは使い勝手がいいんですけれど、Misfitなどデバイスとの連携設定は慣れない人にはわかりにくく、接続をミスしたりパスワードを忘れてしまいストレスを感じていた様です。最近になってそのような問い合わせはなくなってきましたが。
最後に、思わぬ広報的効果があったことも申し添えておきます。イベントを機会にMisfitを使うようになったんですが、色々な企業に行った際にやはり目立つわけですよね。そうするとこれを見せて話に繋げるという、社外に対して健康意識の高さをアピールできるという副次的効果がありました。
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