従業員向けのメンタルヘルスを扱うJourney社はFelt社を買収する。Feltは、以前はMine’dという名前で事業を展開していたスタートアップ企業で、人工知能を用いた個人とセラピストのマッチングを専門とする。買収の金銭的条件は明らかにされていない。
Journeyは、従業員向けメンタルヘルスサポートプログラムを提供しており、このプログラムはジョージタウン大学やRegeneron Pharmaceuticals社などの組織で利用されている。Journeyによれば、今回の買収はAIの力を活用しながら従業員の福利厚生とメンタルヘルスサポートに革命を起こすという使命に沿ったものだという。
Feltの共同創業者兼CEOであるAaron Albert氏がTechCrunchに対して語ったところによれば、Feltは感情面での健康サポートを単に利用しやすくするだけでなくパーソナライズする力を持っているが、買収により同社が持つそうした力が増すため、今回の買収は同社のビジョンを自然に進展させるものなのだという。
Feltのテクノロジーは、自然言語処理と機械学習を活用し、ユーザーとセラピストとの良好なマッチングにつながる要因を分析する。このテクノロジーは、コミュニケーションのスタイル、人柄、共通の価値観などの要素を検討して相性を予測するものだ。
Feltのテクノロジーは当初は消費者向けアプリ用に設計されたものだったが、Journeyのバックエンド製品に統合される予定だ。
記事原文はこちら(『TechCrunch』2024年3月13日掲載)
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