10月19日にmHealth Watchの10周年記念イベントとして、約5年振りで「リアル勉強会&交流会」を開催しました。当日は講演がはじまる前から活発な交流が行われ、アットホームな雰囲気でのイベントとなりました。(撮影:小松智幸 文:渡辺武友)
「デジタルヘルス10年の動向から見る成功要因とこれから」
(mHealth Watch編集長 渡辺武友)
デジタルヘルス(モバイルヘルス)がどのように受け入れられ、市場に浸透したのかを、ウェアラブルのブームとその後、アプリからデジタル薬への進化を中心に共有し、この10年で売上を増大させたビジネスモデルの共通点をお伝えしました。
「NTT西日本の取り組み紹介」
(NTT西日本 デジタルヘルスケアプロデューサー 戸田伸一氏)
ソーシャルICTパイオニア(地域のビタミン)として、社会の発展に貢献することを目指すNTT西日本。ヘルスケア領域では、ヘルスケアデータ活用に貢献するPHRデータ利用基盤(ID連携、セキュア流通)の役割と今後の展開について解説しました。
さらに、今年度データ活用によって実施した糖尿病予備群向けの予防改善サービスと高齢者向けのフレイル予防改善サービスの実証実験結果について報告しました。
「健診結果改善サポートアプリ『Neoコーチ』の取組紹介」
(ネオファースト生命 『Neoコーチ』開発推進リーダー キョウ振氏)
「Wellness〜“もっと自分らしく”を応援する。」を2021年度からの中期経営計画ビジョンに掲げ、保険商品だけでなく、ヘルスケアを取りれたサポートメニューを提供するため、パーソナライズした疾病リスク抑制の提案が受けられ、無理なく続けられるものとして「パーソナルヘルスコーチサービス」を開発し、提供から1年2ヶ月で8万超ダウンロードを達成しました。
開発で重要視したのが顧客体験。着実な改善行動につながるサービスとして、さらなる進化を目指します。
「交流会〜参加者全員によるディスカッション」
mHealth Watchイベントでもっと重視しているのが、全員参加の交流会です。
全員が名刺交換でき、会話できるよう参加人数、開催時間を調整して開催しています。
前半の勉強会で共有された情報を元に会話することで、より深めていただきます。
過去にも、このイベントでの接点により新たなプロジェクトが誕生したことがありますので、今後もそのような場になればと思っています。
今回初参加いただいたお二人からのコメントを掲載いたします。
デジタルヘルスケア事業推進プロフェッショナル:
・デジタルヘルスケア業界の関係者のネットワークを一度に広げられ、良い機会になりました(実績15社程度)
・各企業が持つ現場の生の声を聞くことができ、最新動向を実感できました
・勉強会は、デジタルヘルスケア業界の10年間の歴史の振り返りと、現在地確認、今後の展開を推測できる良い時間となりました
事業企画マネージャー:
・少人数の規模感だったので交流もしやすく、運営の方が仲介をしてくださったので困ることもありませんでした
・皆さん本気でヘルスケア業界と向き合っている方々だったので、交流会での会話の温度感も近く、居心地が良かったです
・私個人としてはヘルスケア業界の歴史の中で浅い人間なので、先輩たちから情報をキャッチアップさせていただきつつ、新しい価値を生み出していきたいと感じました。また参加したいです
今後も開催していきますので、今度はあなたもぜひ参加ください。
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