ドイツに拠点を置くPeter L Reichertz Institute for Medical Informaticsの副所長、Urs Albrecht氏は、医学生のために傷病と健康状態をシミュレートするアプリを開発した。このアプリでは、QRコードのような技術を使用し、学生のモバイル端末を通したバーチャルリアリティーを使って、シミュレートされた医学的な問題を表示する。
Albrecht氏は、Department of Legal Medicine of Hannover Medical Schoolにも勤務しており、医学生が倫理規定を破らずに学習環境を構築できる方法を明らかにすることにも取り組んでいる。こうした倫理規定により、医学生が犯罪被害者について研究することが可能になる。これは犯罪被害者は、適切な治療が受けられないと再度、心的外傷に苦しむことがあるため。Albrecht氏はMobiHealthNewsに対し、「このプロジェクトにとって、バーチャルリアリティーはもっとも適していた。だから、手の付けられていない犯罪科学の研究知見を示すiPhone向けのバーチャルリアリティーアプリを開発し始めた」と述べた。「講師の私は、ARマーカーを使った研究知見を生徒に用意させ、生徒たちはお互いを研究できた。これは、教科書では経験できないことだ」。
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