アクセンチュアの新しい調査によると、慢性疾患を多く抱える人々の半数以上が、潜在的なプライバシーのリスクを上回り、オンライン電子カルテ情報(EHR)の取得を求めている。
このレポートで2/3の回答者は、「患者には医療記録にアクセスする権利があるはずだ」と発言している。アンケート結果から、自身の医療記録に主導権を持てないことへの不満が伺える。
今回、調査対象とされたうちの87%は、「自ら医療記録をコントロールしたい」と回答。しかし55%は、「それらにほとんど、もしくはまったくアクセスできない状態」と答えた。
アクセンチュアの統計は、918人の健康な人と、1,093人の喘息やリウマチ、がん、慢性肺疾患、うつ病、糖尿病、心臓病、高血圧、肥満、骨そしょう症、脳卒中などを患う人の計2,011人を対象に行なわれた。
調査によると、患者の65%が、「電子医療記録でのプライバシー侵害を心配する」と答え、その数は、オンラインバンク(70%)やデパートなどのクレジットカード使用(69%)、オンラインショッピング(68%)などの個人情報よりも低い数字になっている。
一方で、オンラインでの医療記録のアクセスを望みながら、約半数が「記録自体にアクセスするには、どう操作したらよいのかがわからない」と回答している。
記事原文はこちら(『Healthcare IT News』5月5日掲載)
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