今年のはじめにBasis ScienceのCOO、Bharat Vasan氏は、バンド型活動量計『Basis』の追加機能について「最先端の睡眠分析によって、他にはできない記憶を強化するために必要なレム睡眠の分析ができる。身体を休めるための深い睡眠や寝返り、睡眠スコア、睡眠の中断、値の上下の基準などを分析可能だ」と述べていた。
3月、Intelに買収された『Basis』は、睡眠トラッキング分野で他に比べて群を抜いている。以下の調査結果は、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)、サンフランシスコ退役軍人医療センター(SFVAMC)、北カリフォルニアリサーチアンドエデュケーション大学(NCIRE)が参加する「Stress and Health Research Program」と共同で行なわれたものである。これらの大学や医療センターは、Basisからの報酬を一切受け取っていない。
研究者は、『Basis』のデータを睡眠医学分析で一般的に使われている睡眠ポリグラフと比較。12人を対象に、それぞれ1~2晩の合計19回分の睡眠データを調査した小規模な研究だった。『Basis』と睡眠ポリグラフは共に、睡眠時間や睡眠状態(レム睡眠、深い眠り、浅い眠り)などを調べた。
睡眠の状態でのふたつのデータの比較は、「r=0.92」という相関性が極めて高い値が記録された(完全な相関性の値が1.0である)。睡眠時間での平均差位は4.3%だった。
なお、調査データは、あくまでも研究初期段階でのものである。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』5月1日掲載)
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