HSS Idea LabとOffice of the National Coordinatorは、サンディエゴを拠点とするTotal Communicator Solutionsと共同で、Idea Labの提案する労働環境改善計画「Project Boundary」に取り組んでいる。
Project Boundaryは、Total Communicator Solutionsが提供する「Spark Compass」のプラットフォームを利用している。Spark Compassによって、ジオフェンスや無線標識を使ってユーザーに通知を送信可能。また、位置情報認識を可能にする「Gimbal」プラットフォームも利用されている。Project Boundaryの創案者は、米保健福祉省(HHS)のInnovator in ResidenceであるNaganand Murty氏とPresidential Innovation FellowのNayan Jain氏だ。プロジェクトの狙いは、スマートフォンにメッセージを送る近接センサーを企業に属する従業員に提供し、雇用者労働者間の状況を改善させることだ。
Total Communicator Solutionsの社長兼最高経営責任者Erik Bjontegard氏は、「Project Boundary企画チームは、企業の健康を改善するための革新的なビジョンを持っています」と話す。「Spark Compassのプラットフォームは、Project Boundaryが必要とする体験性やゲーミフィケーションを実現するのに理想的なものです。我々は、運用プラットフォームとモバイルアプリをすべて開発しました。組み込まれているGimbalのプラットフォームには、近接ビーコン機能があります。AppleのiBeaconテクノロジーを用いたもので、オフィスのビル全体に有効です。これにより、労働者のモバイル端末に、個人の健康状態に合わせた健康習慣を促すメッセージを送信できるのです」。
プロジェクト概要には、「昨今の企業のウェルネスについての議論で、健康促進への関心は大きく高まっています。従業員が自身の健康促進のために習慣を取り入れ、継続していく手助けをする活動です」と書かれている。「しかしながら多くの場合、このようなプログラムによって従業員を効果的に従事させることができるわけではありません。従業員が職場における自身の健康やウェルネスについて考える時、企業のウェルネスはしばしば従業員にとっての基準を下回っているのです」。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』6月4日掲載)
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