新しいモバイル医療診断サポートは、臨床医が時代遅れにならないことを目的にしたツールで、薬、治験、診断、医学試験、および治療に関する最新の情報を提供している。このアプリはCollabRx社の製品群のひとつで、臨床医がすぐに情報にアクセスし、治療計画を立てられるようにデザインされている。
サンフランシスコを拠点とする企業のCEO、Thomas Mika氏はmHealth Newsに対し、「100名以上のガン専門家のなかから、そのプラットホームのコンテンツを取りしきるために引き抜いている」と語った。「特に重要なことは遺伝子・分子マーカーの情報であり、研究者により約400の遺伝子がすでに何千もの変異体を含むガンの遺伝子座として特定されている。これらの遺伝子マップの作成や操作作業は最有力で、もっとも展開の早い治療となる普通の腫瘍学者はこの情報すべてについて知ることはないだろう。私達の前には、この分野がどれくらい変化しているのか、臨床医に教える仕事がある」と語った。
同氏によると、昨年は約50,000~60,000のガンの遺伝子試験が実施された。同時にアメリカだけで180万人がガンと診断され、その約半数は「いわゆる標準的治療を超えたもの」であり、より高度な治療が必要だった。Mika氏は、その数により多くの医師と患者が、がん治療のためのすべての選択肢を探るために必要な情報を手にしていないと知った。
CollabRx社は最近、肺がん、メラノーマ、転移性乳がん、結腸・直腸がんのためのCollabRxアプリを提供している。ユーザーは(Mika氏によると、何人かの患者はこのアプリをダウンロードしていると指摘している)腫瘍の状態、試験的治療の提供にもっとも関係する臨床試験から新薬や治療を探せる。また、最新の臨床的発見をもとに検討も可能だ。
記事原文はこちら(『mHealth News』7月21日掲載)
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http://www.collabrx.com/
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