WHO(世界保健機関)は、ナイジェリアがエボラウィルスの伝染から解放されたと発表した。そして多くの公的医療機関は、mHealthを利用した取り組みがこれに大きく貢献したことを認めている。
10月20日、WHOはアフリカ最大の人口を擁するこの国にエボラの新しい感染が42日間にわたって見られなかったことを公表。すぐ後、ナイジェリア通信技術大臣Omobola Johnson氏は、死に至るエボラウイルスの封じ込めにソーシャルメディアでのキャンペーンとAndroidアプリによるリアルタイムの報告が欠かせない役割を果たしたことを認めた。
Johnson氏は、10月21日の国際電気通信連合の全権委員会議で「携帯電話のアプリがエボラ感染の報告に要する時間を75%縮めました。検査結果はタブレットを用いてスキャンされ、緊急事態用データベースに送られる一方、医療活動のチームは携帯電話のテキストメッセージ機能でその結果を受け取ることができたのです」と語った。
ナイジェリアの医療従事者の間で使われたこのアプリは、カリフォルニア州サンタアナに本拠を持つ非営利団体のeHealth & Information Systems Nigeriaが提供した。Johnson氏は、ナイジェリアの携帯電話契約数は、数年前に実利用者数で8,700万台だったものが、現在では1.31億台を超えている、と指摘した。
記事原文はこちら(『mHealth News』10月24日掲載)
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