ヘルスケアのスタートアップであるVida社は最近、最低1種類の慢性症状を抱える1億3,300万人(およそ成人ふたりにひとり)のアメリカ人のために設計された、慢性症状の継続ケア用統合エンタープライズプラットフォームを発表した。
Vidaは、ユーザーが肥満、糖尿病、脂質異常症といった慢性症状を健康コーチの指導の下で管理できるよう、1対1かチームベースモデルのケアを毎日24時間体制で提供する。同アプリは基本的に、『Yelp』の持つユーザーを健康コーチとマッチさせる機能、『Skype』の持つコーチとのビデオ会議やインスタントメッセージ機能、『Apple HealthKit』の持つ血圧、体重測定機能やウェアラブルデバイスとの統合機能などを組み合わせたものだ。
同チームはIRB(米治験審査委員会)認可を得て、複数の主要ヘルスケアシステムで治験を開始している。テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターでは、Vidaの白血病および多発性骨髄腫患者に対する長期ステロイド高用量投与から起こる代謝性合併症の管理能力がテストされる。デューク大学医学部では、心臓病リハビリ患者の管理能力がテストされる。
なぜ、これが大事なことなのか? フィットネスアプリやカロリー計測機能が大量に出回るなかで、スタートアップやヘルスケア技術の企業にとって慢性症状は公衆衛生上の問題としてより複雑であり、扱うことをためらう企業が多いからである。
記事原文はこちら(『iMedicalApps』1月23日掲載)
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