FDA(米食品医薬品局)は2012年に、完全遠隔臨床試験を初承認したが、Pfizer社とExco InTouch社による試みは失敗に終わり、共同事業計画が実を結ぶことは無かった。現在、Sanofi社が欧州での別の完全遠隔試験の試みを支援している。スコットランドを拠点とするeClinicalHealth社が、「VERKKO試験」と呼ばれる臨床試験を実施する予定だ。
eClinicalHealth社の創設者兼患者向けソリューション担当ディレクターKai Langel氏は、MobiHealthNewsに対し、「この方法を使った研究のメカニズム全体を検証中です。患者がこの臨床試験に何時間費やしているのかといった数値を確認し、既存の仕組みと比較します。正確には1対1の比較ではありませんが、この方法が既存の方法よりもいかに効率的かを知ることはできます」と語った。
Pfizer社の臨床試験とは異なり、この新たな試験への介入は、何年も前にテストされた古い薬ではない。欧州での研究への介入はより新しい技術を用いる。Mendor社の洗練されたワイヤレスグルコース計測器は、過去の記録とスケジュールを分析し、患者に自分の血糖値を計測するように指導する。Mendor社のグルコース計測器はスマートフォンには接続しない代わりに、セルラー接続機能を搭載しており、ユーザーデータを直接クラウドにアップロードする。治験責任医師はユーザーからのすべてのデータを確認でき、Mendor社は試験結果と服薬順守データを収集する。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2月11日掲載)
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