あるセキュリティ会社が、550億ドルの損害をもたらす処方薬乱用に関する市場に生体認証で挑もうとしている。『Rx DrugSAFE』は、特に10代の若者の偶発的オーバードーズを防ぐ目的で処方薬を安全に金庫へ保管するために自社の技術を採用した。
Rx DrugSAFE社の社長Lorraine Yarde氏は、MidAmerica Healthcare Venture Forumで行なわれたインタビューで、「患者による痛みのコントロールをサポートする自己管理鎮痛法に、生体認証を採用する試作品にも取り組んでいる」と話した。指紋センサーを使うことで、機器へのアクセスユーザーを管理するだけでなく、鎮痛薬を使用する頻度や量を管理するという。
アメリカでは2013年に43,982人がオーバードーズにより死亡した。そのほとんどが事故である。
最初の産業顧客は、Oklahoma Bureau of Narcotics and Abuseである。オクラホマでは他の多くの州と同様に処方薬乱用を食い止めるため、連邦資金が使われている。州や郡の当局に加えて、同じように処方薬乱用により損害を受ける保険者が潜在的な顧客となるとYardeは語った。
製品は会社のホームページとAmazonで販売されている。近い将来にBluetoothと無線性能も備え、他の機器と共に使用できるようにする予定だ。
記事原文はこちら(『mHealth News』3月11日掲載)
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