Imperial College LondonのGlobal eHealth Unitによる最近の研究で、インスリン投与アプリの大半は信頼性がなく、患者が誤ったインスリン投与を受けるリスクがあることを報告した。
インスリン投与を受けている患者にとって、食事時に短時間作用性インスリンの投与は難しい問題だ。どれくらいのインスリンを投与するかを考えるのに、多くの要素を決めなければならない。例えば、予想される炭水化物の摂取、食前の血糖、後に行なう予定の活動など。対して、サポートを担う計算アプリは、それらの検討に役立たなそうな簡易なものが多く出回っている。
研究者はアプリストアで46のインスリン投与計算アプリを見つけた。彼らがこうしたアプリを調べた結果、いくつかの重要なパターンを見つけた。
・30%のアプリしか計算式を記述していない
・91%が数値入力を検証する技術に欠けていた(例えば、数値が正しいかどうかを確かめるロジック)
・計算が定められた式とマッチしない、変更を入力するのに適切にアップデートされない、または基本的な臨床仮説に基づいていないなど、67%が不適切な投与を勧めるリスクがある
・24%が突然クラッシュ、またはフリーズする
記事原文はこちら(『iMedicalApps』5月8日掲載)
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