カリフォルニア州の医療システム会社Sutter Health(サターヘルス)社は、慢性疾患のある患者に向けたデジタル医療ソリューションを推進するため、バイオ医薬品の世界最大手企業のひとつ、Boehringer Ingelheim(ベーリンガーインゲルハイム)社と5年間のパートナーシップを発表した。
最初のターゲットは、慢性閉塞性肺疾患(COPD)を持つ患者になるという。COPDは米国における第3位の死因であり、約1,500万人の患者がいる。
Sutter Healthの主任研究員で公衆衛生学修士のWalter “Buzz” Stewart博士は、プレスリリースで「我々は最終的に、COPD患者全員がその症状を軽減し、より健康的な生活を送る手助けすることを望んでいます。革新的な技術によって、患者の要求、価値観や望んでいる治療に対するより深い理解が進み、病院で受診している間に医師と患者がより多くの時間を使い、治療成果を改善するために協力できます」と述べている。
例えば、関係者は診察中に患者のデータを集めるため、タブレットやキオスク(公共施設などに設置された情報端末)を使ったソリューション開発や、同様に患者と医療提供者のコミュニケーションを改善、ビデオ通話やほかのmHealth技術を通じた意思決定の共有化を向上することを望んでいる。
記事原文はこちら(『mHealth News』5月20日掲載)
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