ClinicalTrials.govに投稿された情報によると、ペンシルベニア大学(UPenn)は、社会的責任に伴う動機によって、高血圧患者のいる家庭で血圧測定の遵守に改善が見られるか、という研究を行なう計画だ。
この治験に参加するのは、脳梗塞と未処置の血圧(症状)の病歴がある患者になる。研究者たちはこの治験用に90名の患者の募集を計画している。
この研究に集められる参加者は、iOSかAndroidのスマートフォンユーザーが前提で、家庭で血圧測定を行なってもらうため、ペンシルベニア大学がWithingsの血圧計デバイスを提供する。参加者は1日2回の血圧測定を求められ、対照グループでは、参加者が測定を忘れると血圧測定を思い出させてくれるアラートを自動的に受け取る。また、同グループの参加者は毎週、その週の血圧データを含む電子メールを受け取る。
社会的動機付けのあるグループでは、参加者は、自分が毎日行なう血圧測定をサポートする役割のサポーターをSNSより見つけておく。参加者が血圧測定を忘れると、対照グループと同様に血圧測定を思い出させてくれるアラートを自動的に受け取り、同時にソーシャルメディアサポーターもこのアラートを受け取る。ソーシャルメディアサポーターは、測定の対象者(参加者)に注意喚起させることが期待されている。社会的動機付けのあるグループでは、参加者とそのソーシャルメディアサポーターは毎週、その週の血圧データが記載された電子メールを受け取る。
2次的な成果の尺度には、血圧の変化、医師による診察の回数、緊急医療の利用回数、研究チームへの電話連絡の回数、抗高血圧の投薬回数の変化、Withings製品の利用のしやすさに関して参加者が感じた印象、血圧管理に対する参加者の認識が含まれる。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』5月21日掲載)
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