心血管疾患はアメリカにおいて死因のトップであり、年間2,000億ドルほどのとてつもない経済的影響がある。リスクファクターには喫煙、乱れた食生活、運動不足などが挙げられる。
健康関係のアプリと、これらのリスクファクターを修正しようとするデジタルヘルスケアの技術は山ほどあるが、実際にデジタルヘルスケアが心血管疾患に対し、どのような影響を与えているかについて学術的なレベルでのエビデンスを欠いている。健康管理の質とその結果に焦点が当てられていくにつれ、デジタルヘルス機器が広く取り入れられる前に確固たるエビデンスがあれば、良い結果が出てくるだろう。
Mayo Clinicの医師たちが、心血管疾患の予防に対するデジタルヘルスの介入について系統的レビューと解析を行なった。
全体的所見:
・一次予防のグループにおいて、デジタルヘルスの介入により、心血管疾患リスクファクターである体重、BMI、収縮期血圧、総コレステロール、LDLコレステロールの減少が認められた。
・デジタルヘルスの介入による心血管疾患そのものへの明確な効果は確認できなかった。しかしフラミンガムリスクスコア(Framingham risk scores)の減少は認められた。
記事原文はこちら(『iMedicalApps』5月28日掲載)
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