オンタリオ遠隔医療ネットワークは、公的資金で運用されている世界最大のネットワークのひとつであり、その『Bluestar S プログラム』は最初、II型糖尿病の300人を対象とする予定だ。各参加者は、Bluestarを提供するWellDocのスマートフォンアプリから処方箋を取得する。アプリは順次、Samsungの『S Health』プラットフォームと統合される予定だ。
WellDocのCEO、Kevin McRaith氏は、プレスリリースで「WellDocは、日々II型糖尿病と共に暮らしている何百万人の人々の生活をより良くするため、Samsungとの協力でその機会を得ました。当社の目標は自己管理を向上することであり、臨床試験で実証されたようにより良い結果につながるのです」と述べた。
II型糖尿病を対象とするかの決断は重要だ。多くの場合、「成人発症性糖尿病」と呼ばれるII型糖尿病は、ライフスタイルの選択が原因で悪化する。食事療法、運動、そして薬物治療を含む管理が必要だ。II型糖尿病にデジタル管理プログラムを使用することを提案する研究は、測定可能な臨床結果を生み出す見込みが十分にある。
ペンシルベニア州に本社を置くWellDocは、糖尿病デジタル治療分野の筆頭であり、糖尿病患者の血糖モニターと同期する管理プログラムを提供している会社だ。そして、この管理プログラムを通じて、リアルタイムで血糖値を測定し、必要な時にはいつでもユーザーに薬物治療ガイダンスを受けるように勧めている。『S Health』プラットフォームで、ユーザーは食事療法、運動、睡眠、そして他のライフスタイルメトリクスを追跡でき、ユーザーや医師が管理プログラム内でカスタマイズされたライフスタイル目標を設定することも可能になる。
記事原文はこちら(『mHealth News』8月25日掲載)
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