FDAが23andMeに、郵送による遺伝子試験サービスの販売停止を指示してから2年近くが経過したが、ようやくFDA基準を満たした、個人ゲノムサービス(Personal Genome Service:PGS)最新版の提供を開始した。
23andMeのCEO、Anne Wojcicki氏は、声明で「当社は2年近くFDAと共同で、利用者と直接やり取りを行なう規制手順の作成に取り組みました。結果、より良い製品を提供できる企業となりました。これは遺伝子関連において信じられないほどダイナミックな瞬間であり、皆さんが23対の染色体について知るようになると同時に、個人に直接遺伝子情報を届けるという、最先端の行ないに興奮を覚えています」と述べた。
2007年に開始した23andMeが提供するサービスでは、利用者に唾液採取キットを送付し、チューブで唾液を採取して、同社の研究施設へ返送した後、2ヵ月以内に利用者にメール案内を行ない、オンラインポータルサイトでレポートを確認できる。6年前、当時の価格は399ドル~だったが、最終的に99ドルになった。新たに開始されたサービスは199ドル。同社によると、新たな個人ゲノムサービスは利用者に対し、以前の製品より多くの情報を提供する。
23andMeのレポートのひとつ、キャリアステータス試験は、嚢胞性線維症や鎌状赤血球症を含む36の遺伝性疾患に関するデータを利用者に提供する。また、利用者が受け取る他のレポートが、カフェイン消費、ラクトース(乳糖)消化、ならびに筋肉タイプに自身のDNAがどのように関連するかを理解する助けになる。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』10月22日掲載)
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