腸内微生物群の働きを調べるため、いま注目されているのが『糞のデータ』だ。米スタートアップuBiome(ユーバイオーム)は、糞便がもつ「病気のメッセージ」をいかに集め、疾患予防に役立てようとしているのか?
マイクロバイオームのスタートアップuBiomeは、米疾病管理予防センター(CDC)と共同で入院患者1,000人の糞便サンプルを分析する計画を発表した。
マイクロバイオーム、すなわち人間の腸内に生息するバクテリア群の重要性が認知されつつある。これら腸内微生物の遺伝子配列が、疾患予防を行うための有益なツールになることは間違いないだろう。が、問題はそれがまだポテンシャルの域にとどまっているということだ。まだ誰も、その解析方法を見つけられていない。
サンフランシスコを拠点とするユーバイオームは現在、消費者向けにもサンプル採取キットを販売している。購入者はサンプルを採取したあと、それをユーバイオームに郵送するだけでいい(グーグルが出資するDNA解析サーヴィス「23andMe」と同様のやり方だ)。
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