大気汚染を測定する場合、観測地点を決めて継続的にデータを取るといった方法が一般的だが、ロンドンのPlume Labs社が、鳩の背中に端末を装着し、飛び回る鳩が空気の汚染状態を測定するサービスをロンドンの一部地域で開始した。
サービスに使われる鳩は、伝書鳩のように人の手によって訓練されており、日中はロンドン上空を飛び回り、夜になると会社に戻ってくる。
鳩は上空を飛び回って空気の状態を観測し、背中に取り付けた端末からデータを送り、大気汚染を観測。上空の二酸化炭素や窒素、大気汚染物質などの細かいデータの観測ができる。
3月14日のサービス開始日には、ロンドンのウェストミンスターで通常よりも激しい大気汚染が観測された。『Pigeon Air Patrol』のTwitterアカウントでは「自転車に乗る際はマスクを着用するべき」「ジョギングをする際は大通りは走らないように」といった注意を呼びかけるツイートが行われた。
記事原文はこちら(『TECHABLE』2016年3月15日掲載)
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