Fitbitは、企業の従業員健康管理に関して、ふたつの研究結果を発表した。これはFitbitを使用することで医療費にどう影響するかについて調査したもの。FitbitはSpringbukが行なった、職場でウェアラブルデバイスを支給した場合のROIを明らかにする研究に対して資金を提供。研究は2,689人が被験者となり、2年間行なった。分析結果によると、職場のFitbitプログラムに進んで参加した従業員の医療費平均額はおよそ25%減少した。(ひとり当たり1,300ドル)
Springbukは、3年をかけて医療費、薬価、生体・活動データを収集し、従業員2万人以上の、医療保険が会社負担の大企業でFitbitの法人向け健康促進プログラムの効果を分析した。最初の1年は基準値を測定し、残りの2年はFitbitプログラムの効果を測定した。プログラムに自発的に参加した従業員は866人だったが、前述のとおり彼らの医療費は減少。参加した従業員のなかでFitbitトラッカーをプログラム実施期間の少なくとも半分以上使用した人数は266名であり、その人たちの医療費はさらに減少した。およそ46%である。
Fitbitグループ健康部門担当副社長Amy McDonough氏は、MobiHealthNewsのインタビューに対し、「以上の研究結果は、『ローステッパー(1日6600歩程度歩く人)』から、我々の見解では『神経質な健康人(1日の推奨歩数1万歩を超える人)』まで、あらゆる人を対象にしたものです。そして全員が医療費を削減できています。医療費を節約するのに、毎日外に出て1万歩以上歩く必要はない、ということがはっきりわかりますね。レベル的には低いとしても、少しずつ進歩していくのが見て取れます」と語った。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2016年10月5日掲載)
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