英国コロンビア州バンクーバーを拠点とするReliq Health Technologies社は、コミュニティーをベースとしたモバイルヘルスや遠隔医療の製品を開発している。同社は英国のNational Health Services system(NHS)と協力し、遠隔で患者をモニタリングする実験を開始した。
現在、ロンドンにあるインペリアルカレッジ病院が目指すのは、Reliq Healthのプラットフォームが健康面にもたらす影響、慢性疾患を持つ患者にとって通院後の費用節約の程度を評価することだ。
Reliq Healthのプラットフォームは、完全に自動化され、患者の自宅にある「バーチャル病院特区」を作ることで病院の機能を真似ようとしている。このプラットフォームは、自宅で生体情報、治療の継続、活動状況をリアルタイムでトラッキングでき、一連のタスクを実行するように音声でリマインドする。それには薬の服用、生体情報の計測、処方された活動の実施、身体的な治療のための運動などがある。Reliq Healthのプラットフォームには教育素材もあるので、患者とその家族は、体調をより詳しく理解し、管理できる。
なんらかの慢性疾患を患っている患者は、英国で1,500万人いると試算されている。NHSはセルフケアが改善されると7億4,000万ドル(5億8,400万ポンド)の費用節約が可能としている。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2016年11月11日掲載)
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