ニューヨークのブロンクスを拠点としたMontefiore Health System社は、メンタルヘルス治療とプライマリーケアの統合を開始した。これはメンタルヘルスパリティ法の下に受け入れられてきたモデルだが、診療所ではメンタルヘルスサービスを同時に提供することが必要となる。そのため、Montefiore Health System社は、メディケア・メディケイド・イノベーションセンター(CMMI)からの補助金を受け、デジタルツールを活用して専門家不足に対処している。ごく最近の例では、スマートフォンアプリサービスを行なうValera Health社と、不安とうつ病の治療を向上させるための238人の患者を対象とした実証実験を行なった。
プライマリーケアの医師は、患者のケアの中心人物としての役割を保持していたが、典型的な学士レベルの職員であるケアマネージャーが、患者たちの主要な連絡係としての役割を果たしていた。Valera Healthのアプリとプラットフォームを利用することで、ケアマネージャーは不安とうつ病を訴える患者にアクセスできたほか(そして彼らを軽度、中度、重度の中から評価することが可能になった)、教育コンテンツや診療日時通知機能で、双方向のテキストメッセージのやり取りに、患者たちを参加させることができた。結果的として、取り組む患者が増えて症状が改善したほか、不安とうつ病から回復する患者も現れ、ケアマネージャーが扱える患者数が増加した。
記事原文はこちら(『mbihealthnews』2017年5月24日掲載)
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