バーチャルリアリティ(VR)を活用して、ユーザーが違法薬物中毒から抜け出す援助をするのは可能だろうか? 中国の杭州にあるリハビリテーションセンターでは、まさにVRを活用した取り組みが実行されている。
浙江梁津リハビリテーションセンターでは、メタンフェタミン中毒治療プログラムの一環として、VRを利用した治療が行なわれているとのこと。現在、この薬物リハビリセンターの患者は、心拍数をモニターした状態でヘッドマウントディスプレイを利用し、VRによって臨場感のある世界に入る。ユーザーは心地良いシーンも不快なシーンも見せられる。不快なシーンは、嫌悪療法のひとつとして薬物使用が人生に与える悪影響を見せつけるものだ。シーンのなかにはリラックスできるような心温まる、家族と過ごすひと時もある。ユーザーは、自らの生き方が原因で失っている可能性のある事柄についてじっくり考えるよう促すことを目的としている。
記事原文はこちら(『iMedical Apps』2017年6月14日掲載)
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