英国バーミンガム大学の研究チーム「Human Interface Technology(HIT)」は、手術後の回復途上の患者のために、非没入型バーチャルリアリティ(VR)サイクリング体験環境を構築した。軽度の外科手術から回復中の患者のためだけでなく、両肺移植から回復中の患者にも使用されている。この仮想現実体験は病院からの脱出を提供するだけでなく、物理的なリハビリの一形態でもある。患者は実際には、VRモニターと同期した固定式自転車をベッドで漕いでいる。これはジムのバーチャル自転車エクササイズに多少似ているが、病院のベッドで使用するように改造されている。
これは入院治療を別のレベルへ持っていく独特の方法だが、美しく理想的で魅力的な景色をも提供し、患者がそこを探索するようにしている。具体的には、HITのチームは英国の海岸地域であるデボンの仮想モデルを中心にシミュレーションを構築した。このプロジェクトのビデオがリリースされ、そこでは、理学療法(PT)計画の一部として患者に使用されるVRサイクリングは補助剤であり、伝統的なPTの代替物ではないということが示された。
記事原文はこちら(『iMedical Apps』2017年9月1日掲載)
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