医療保険会社CignaとUnitedHealthcareの両社は、カリフォルニアで開催された「Health2.0 Fall Conference」で、2017年に顧客中心の医療保険会社であることの証と、テクノロジーがそのビジョンをどのように支えるか、というテーマについて語った。
Jackie Aube顧客利用率向上・パーソナライゼーション担当副社長は、「私たちのすべての業務で、顧客を中心に置く、ということは簡単だが、B2Bタイプの関係性から主要な収入を得て来た企業にとって、つまり私たちがそのような声明を実際の行動に移すということは、大きな変化となります。それゆえ、私たちの全業務で、顧客を中心に置くことは、私たちにとって雇用主がそれほど重要ではないこと、あるいは供給業者がそれ程重要ではないことを意味しているわけではありません。しかし、私たちが行なう計画と決定に関して、全員が協力でき、業務で顧客を中心に据えることができるならば、すぐ取り組むでしょう」と述べた。
このビジョンを支えるCignaの最新の試みは、『OneGuide』と呼ばれる患者に直接対応するアプリだ。これは現在、Cignaの1,500万人におよぶ同保健加入者のうち、170万人が使用している。『OneGuide』は、『Compass』と呼ばれるデジタルヘルスのパイロットプログラムから進化したものだ。
CignaのCameron Ough上級ディレクターは、「私たちが Compassで行なったことは、デジタルエンゲージメントを推進する方法のすべてを見直そうしたことでした。私たちは素晴らしいツールを得ていたのですが、次になにをすべきか、そのインセンティブを得る方法、医師の見つけ方を理解するのは顧客の役目でした。私たちは全データを入手し、モデルをひっくり返し、たくさんのアルゴリズムを駆使し、顧客が自らのケアを最大化するために、次になにをすべきか促す検討を始めました。数年の運営期間から、知識や洞察力を得て、ユーザー中心の計画手法を通じて『OneGuide』を開始しました」と述べた。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2017年10月6日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
Comments are closed.