サンフランシスコに本社を置くFareWell社は、社名をBetter Therapeuticsに変更した。今後、減量と疾病予防から慢性疾患治療用のデジタル治療へと焦点を変更していく。その変更を強調するためにBetter Therapeuticsは、社名変更の発表と同日に、同社の技術が2型糖尿病患者のHbA1cを低下させることを示すJournal of Medical Internet Researchの研究を発表した。
「私たちにとって重大なことは、疾患のリスクが高い人々の行動を変えることができることがわかったことです。しかし、今では、デジタル治療が、慢性疾患の分野で現在処方されている医薬品と同程度、またはより効果的であることが明らかになっています」とBetter TherapeuticsのKevin Appelbaum CEOは語った。「私たちはこの研究で明らかになったことにとても驚いています。慢性疾患の領域で、複数のFDA承認を得るのに必要なデータを取ることができました」
主にFacebook広告を介して募集した2型糖尿病患者118名にて実証実験が行われた。患者らは、健康指導員との通話も含むBetter Therapeuticのアプリベースプラットフォームを12週間使用した。
「このアプリは個別の健康指導員とつながっており、患者らは“クロール、ウォーキング、ランニング”と呼ぶ12週間のプログラムを開始しました。スキルの取得を通じて、健康リテラシーを構築するための一連のモジュールに参加します。スキルは主に食事の仕方、運動や活動を日々の生活に取り入れる方法に関係し、自己のモチベーションの源泉の特定、睡眠、ストレス、社会的つながりをより良く管理するために指導員と共に取組みます」
参加者は、主に40代と50代の女性で平均HbA1cが6.5%以上だったが、平均で0.8%減少した。参加者の58.8%が臨床的に有意な減少を示した。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2018年2月15日掲載)
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