『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「注目ニュース」をピックアップし、独自の視点で解説していきます。
今回注目したニュースはこちら!
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“Fitbit、Walgreensなど新しいパートナーシップを発表”
FitbitのSDKを使用して構築されているスマートウォッチとアプリは、健康を改善したり、糖尿病やいくつかの癌などの病状の管理を助ける新しいオプションをFitbitスマートウォッチのユーザーに提供するようになった。
また、このアプリは、健康サービサー、雇用主、臨床研究者に、臨床環境以外でユーザーにより良いサポートができ、健康面の前向きな結果につながるようにする新たな機会を提供していく。
この新たな取り組みによるパートナーシップは以下の通リ。
<Dexcom>
Dexcomは、患者用の継続的グルコースモニタリング(CGM)製品やツールにより、糖尿病をより良く管理するのを支援する。 Fitbit『Ionic』と『Versa』用に開発されたDexcomアプリを通じて、グルコース・データはDexcomCGMからウォッチまで中継され、Fitbitの活動データと一緒にDexcomCGMデータが見やすく、健康状態をより上手く管理ができる。
<Diplomat Pharmacy>
癌患者への革新的なデジタルヘルスツール提供を行う。ユーザーはDiplomatのケア管理サービス・プラットフォームを、スムーズに Fitbit『Ionic』と『Versa』に統合でき、投薬治療や処方箋メモの管理ができる。
<Fitabase>
Fitabaseは、研究活動を促進する革新的なデータ収集のためのプラットフォームである。『Fitabase Engage』は、カスタム・フィードバックや、プロンプトを実行する新しいツールで、研究者が新しい評価や相互作用法を使い、スマートウォッチの価値あるデータを集めるのを容易にする。
<Humana>
Go365® は、健康と報酬のプログラムで、個々の活動はもとより、追跡、支援、報酬などでその途中で常に刺激を失わないようにして、より健康な生活を送れるよう支援する。 Fitbit『Ionic』と『Versa』などのデヴァイスによって、Go365のメンバーは、その活動をポイントやドルの方へ辿り、電子ギフトカード、健康用具、慈善事業への寄付などの報酬と引き換えることができる。
<Limeda>
従業員間のエンゲージメントを専門とする企業Limeadeは、健康、エンゲージメント、多様性の受け入れ、集まり、社会認識などを一つのスムーズな体験に統合する。LimeadeのアプリとFitbitスマートウォッチの文字盤には、健康の改善に役立つ迅速な調査と日々の情報が含まれる。
<One Drop>
One Dropは、最も進んだ糖尿病ケア・プラットフォームであり、根拠に基づく、臨床的に効果のあるグルコース・モニタリングをユーザーに提供する。One Dropのユーザーは、Fitbitのその日のデータをOne Dropアカウントに同期させ、Fitbitスマートウォッチでグルコースのデータを見ることができる。この機能はFitbit『Ionic』と『Versa』で利用可能である。
<Sickweather>
Sickweatherの使命は、この世で最も正確で意味のある病気についての予報を提供することである。スマートウォッチに、現在いる場所で感染の恐れのある病気をアラートや、その地域で上位にある病気の表示などで知らせる。
<Walgreens>
ユーザーは一番近いWalgreens薬局が簡単に分かり、『Balance® Rewards』のポイントを見ることができ、Walgreensでの購入で節約ができる。この機能はFitbit『Ionic』と『Versa』で利用可能である。
記事原文はこちら(『mHealthWatch.com』2018年5月7日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
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『mHealth Watch』の視点!
別のニュースでお伝えしましたが、Fitbitは第1四半期決算報告で17%
もちろんFitbitも新たな取り組みとして、スマートウォッチははじめています。Fitbitが他と違うのが、機能だけで売り込もうとしていない点です。
記事にあるように、早くも多くのサービスとそれぞれ独自の仕組みとして連携していることです。またこの取り組みでは、今までのリストバンド型では、端末から取得したデータを送るくらいしかできませんでしたが、それぞれのサービスの特性を活かしたコンテンツを、スマートウォッチ内アプリとして使うことができるようになっています。
サービス視点で活用することを前提にしたウェアラブルが、ついに登場したことになります。今回のアプローチ、今後が楽しみです。
『mHeath Watch』編集 渡辺 武友
株式会社スポルツのクリエイティブディレクターとして、健康系プロダクト、アプリ、映像などの企画・制作ディレクションを手掛ける。「Health App Lab(ヘルスアプリ研究所)」所長として健康・医療アプリの研究発表を行う。またウェアラブル機器、ビジネスモデルの研究を行ない、健康メディアでの発表や、ヘルスケアITなどで講演を行う。
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