糖尿病コーチングアプリを提供するFit4D社は、さらに4百万ドルの資金提供を受け、治験の承認や製品の開発に活用する予定だ。
「Fit4Dが、人を基本とする共感と技術によってスケールされる治療支援を革新的な方法で活用することで顧客に価値をもたらしてきたことに感銘を受けています」と、SJF VenturesのマネージングディレクターCody Nystrom氏は声明の中で述べた。「SJFでは、より健康的でスマートで明るい未来を作りだす高成長の企業に投資しています。Fit4Dは商業的な成功を収めているだけでなく、社会的なミッションも達成しています。Fit4Dは2年連続で、糖尿病関連の問題を解決する革新的なビジネスモデルで患者と顧客に貢献したという理由でグローバル・ インパクト・インベストメント・レーティング・システム(GIIRS)により最上級の影響度を与えたという評価を獲得しました」
Fit4Dでは、糖尿病患者が1対1のコーチングで糖尿病療養指導士(CDE)に簡単にアクセスできるよう設計されている。患者がよりパーソナライズされたコーチングを受け、これまでの治療法にみられた格差を埋められるスケーラブルな方法として、同社は自社を位置付けている。
このプラットフォームでは、看護士、栄養士、薬剤師、運動生理学者、ソーシャルワーカーなどの経歴を持つCDEから成るチームを編成している。このプラットフォームが提供しているのは、積極的なアウトリーチ、動機付けにつながるインタビュー、専門家による糖尿病教育のリソースなどである。CDEは患者と共に目標を設定し、フォローアップも行う。
同社によると、このアプリによりメンバーの間でHbA1cの水準が下がり、プロバイダーや保険会社にとってはメンバーあたり年間380ドルの節約となり、メンバー満足度は95%になったという。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2018年9月5日掲載)
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