偽造薬は世界的な健康問題であり、特に世界の貧困地域で蔓延している。規制計画、効果な設備、そして絶え間ない警戒のおかげで、先進国では薬品の供給にはほとんど不純なものが含まれないが、多くの地域で薬剤師や患者すらもなんとか自分で薬が本物かどうか確かめなければならないのである。
現在、カリフォルニア大学リバーサイド校の研究者が、作るのが簡単で使いやすい、密度に基づいて薬を識別する装置の開発を行った。この装置は「mbira」、またの名を「kalimba」という金属板をかき鳴らして音を奏でる古代の楽器と似たような働きをする。
この新しい薬品センサーは、木の板に取り付けられた中空の曲がったチューブを用いる。チューブが空だと、かき鳴らしたときある音を出す。純水を満たすと別な音が出る。その水に異なる化学物質を混ぜると、異なった音が生み出される。従って、それぞれの物質は、チューブに入れてチューブをかき鳴らすと、それぞれ固有の特徴的な音を出す。どの音が鳴っているかを区別できれば、物質が本当に主張している物質かどうかがわかるのだ。
記事原文はこちら(『medGadget』2018年9月13日掲載)
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