デジタルヘルス企業のいくつかは、ユーザーが運動、瞑想、断酒する動機を与えるため、ブロックチェーンに対応した通貨の分野に進出するようになっている。多くの通貨では、運動用品などの製品への支払いや、コーチングなどプラットフォームが提供している有料サービスの利用ができる。患者が個人データを提供するインセンティブとして、デジタル通貨を活用している企業もある。
『Sweatcoin』は、スマートフォンの加速度計やGPSでの位置確認を使って、ユーザーの外出先での歩数を追跡する無料アプリである。このアプリで記録された歩数が通貨に転換される。この通貨は、ヨガ教室やハイテクシューズなど製品・サービスのほか、様々な体験をするのに利用できる。希望すれば、通貨を慈善事業に寄付することも可能だ。
『OncoPower』ではブロックチェーン技術を使って、患者が医療機関別の健康データを追跡できるようにしている。しかしユーザーは、健康貯蓄口座のようなウォレットに「Onco」という仮想通貨のインセンティブを獲得することもできる。このプラットフォームでは、資金提供者・医療サービス提供者間、資金提供者・患者間、資金提供者・薬局間のスマートコントラクト実行も可能となっている。患者は治療方針に従うことだけでなく、コンテンツやデータを提供することで金銭的な報酬を得られる。
記事では上記含め10の事例が紹介されている。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2018年12月21日掲載)
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