『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「注目ニュース」をピックアップし、独自の視点で解説していきます。
今回注目したニュースはこちら!
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“CES2019:ついに自転車にも「Alexa」が搭載される時代が到来”
Halfords社は、AIアシスタント「Alexa」を搭載する自転車『Cybic E-Legend』を展示した。この自転車は「Alexa」のボイスアシスタントにより、ナビ機能やヒーティングのオンオフ、メッセージの送信などが可能となる。
電動アシスト付きの有無で2つのが用意される『Cybic E-Legend』は、ハンドル中央にスピーカーとマイクを備えたカラーディスプレイ付きのコンピューターを搭載する。「Alexa」は、スマートフォンと連携するか、SIMカードを挿入することで利用可能となる。
記事原文はこちら(『engadget Japanese』2019年1月13日掲載)
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“CES2019:メガネ型ウェアラブル製品の最新動向 サングラス型デバイス『Optishokz』”
Aftershokz社がサングラス型デバイス『Optishokz』を展示した。『Optishokz』は、骨伝導ヘッドセットで、耳を塞がなくても音が聞こえるのが特徴。ジョギングなどのスポーツ中の着用にも向いている。
『Optishokz』のほかに水泳中にも装着できる防水性能を持った新製品『Xtrainerz』も展示していた。こちらは単体でMP3を再生する機能もある。骨伝導ヘッドセットは耳を塞がないが、逆に耳栓をしていても音が聞こえるという特徴もあるため、耳栓をするようなスポーツにも向いている。
記事原文はこちら(『ケータイWatch』2019年1月9日掲載)
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『mHealth Watch』の視点!
1月7〜11日にラスベガスで開催された米国最大のコンシューマーエレクトロニクス関連の展示会「CES 2019」、今年も多くのヘルスケア関連製品が紹介されました。
CES関連のニュースとして紹介されたヘルスケア製品は随時掲載していますが、注目ニュースでも上記2製品を取り上げます。
ボイスアシスタント「Alexa」を搭載する自転車『Cybic E-Legend』、モニターではなく音声(サウンド)でサポートするサングラス型デバイス『Optishokz』の2製品に共通するのは、音声によるサポートが受けられる、つまりヘルスボイステックを活用するものになります。
記事からは詳細情報は見えてきませんが、共通することとして、運動中のサポートができるようです。『Cybic E-Legend』はサイクリングで、『Optishokz』はランニングで利用できますので、どちらも有酸素系、持久力を養うスポーツでの活用になります。
距離、コースなどの確認から、速度や運動強度の確認などが、視覚に頼らずに行えます。一般道での利用では事故防止にもなります。
AIを活用することで適したトレーニングメニューを組むこともできるでしょう。心拍などと連動することで、現状の負荷や疲れ度合いから運動レベルの調整も可能になると思われます。
ヘルスボイステックにより動作中に画面を見る必要がなくなることで、新たな可能性が広がってきました。今年のCESも充実したラインナップになっているようです。
『mHeath Watch』編集 渡辺 武友
株式会社スポルツのクリエイティブディレクターとして、健康系プロダクト、アプリ、映像などの企画・制作ディレクションを手掛ける。「Health App Lab(ヘルスアプリ研究所)」所長として健康・医療アプリの研究発表を行う。またウェアラブル機器、ビジネスモデルの研究を行ない、健康メディアでの発表や、ヘルスケアITなどで講演を行う。
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