カリフォルニア州パロアルトを拠点とするスタートアップ企業のSpry Health社が開発した継続的遠隔監視デバイスである『The Loop System』が、先週の金曜日にFDAから510(k)クリアランスを取得したことが、同社がすでに発表済みの、FDAのデータベースの更新内容により明らかになった。
このリストバンド型のウェアラブルデバイスは、慢性閉塞性肺疾患(COPD)やその他の慢性症状を管理するために作られており、使用者の血液中の酸素濃度や、呼吸数、心拍数、血圧のデータを収集し監視する(ただし同デバイスの公式サイトの記述によると、血圧の監視機能は研究者向けに設計されているとのこと)。これらのデータは、病状の悪化に関連する兆候を臨床的に識別するために自動的に分析される。付属のダッシュボード上で、あらゆる変化が使用者にはっきりと示される。
同デバイスの使用者には、自分の状態に関する最新情報をディスプレイ上に表示するかどうかをわざわざ選択する必要があり、変化が検出される度に毎回通知を受け取る可能性がある。その一方で、同デバイスは箱から出すだけで簡単に動作させることができ、使用者によるデータ入力を全く必要としない。
しかし、Spry HealthのCEO兼共同創業者であるPierre-Jean Cobut氏によると、その腕時計のようなデザインや、使いやすさの重視にも関わらず、同社はこのデバイスを史上初にして最良の臨床遠隔監視デバイスであると見なしているのだという。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2019年4月2日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
Comments are closed.