癌の管理に焦点を当てている英国の医療テクノロジー企業Vine Healthは、120万ポンドのシードラウンドを発表した。この最新の資金調達はPlayfair Capitalによって行われた。
資金提供を発表したMedium.comの投稿によると、NHSのRayna Patel医師、CEO、データ・サイエンティストのGeorgina Kirby氏、CTOを含む全員が女性のチームで創業したその会社の目的は、癌患者が自分の状態と症状の管理をアプリによって行うことである。
アプリを使っている患者は、睡眠習慣や食事や運動といった自分のライフスタイルの傾向を記録することができる。アプリは、ユーザーが身体上の症状や精神的な健康状態を記録するのに役立つように設計されている。それはまた、薬を整理し、治療がどのような効果を生んでいるかや副作用があるかどうかを知るのにも役立つ。ユーザーは、同じ状況にある他の患者とも結びつくことができるようになる。
このAIで動くシステムは、ユーザーが自分の健康上の傾向を見るのに役立つとともに、臨床医に情報を送り返すこともできる。
「癌とともに生きる多くの人は孤独で支えられていないと感じるもので、伝統的なヘルスケア提供方法では、こうした問題に対応するのに苦労しています」とPatel医師は投稿で述べた。「癌の療法が単に生存だけでなく生活の質にどのように影響を与えているかを理解するために、私たちが必要なデータを集めることが必須なのです。それにより、患者と医師が情報を検討し、ケアについて十分に情報を得たうえで決定ができるようになります。Vine Healthでの私たちの目標は、患者が自分で管理できるようにすることです」
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2019年7月18日掲載)
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